私には2人のお母さんがいる
- ゆうぽん
- 2024年11月8日
- 読了時間: 3分
今日は私の事をお話しようと思います。
私は4人姉弟の長男です。
私の両親は離婚をしています。私が小学4年生の時にそれは起きました。
当時の事は今でも覚えてます。親戚のおばさんなどが集まって深刻そうな話を父と母にしている。子供ながらにその重い空気は伝わっていました。
そして母に言われたのが『お父さんと別々で暮らすからゆういちはどうしたい?』と…もちろん当時は『お母さんと一緒に住みたい』と何度も言い続けました。
しかし子供の私は母親の経済力など考えることもできず、いざ子供たちをどうするか両親で話し合った結果。姉だけが母親が引き取ることになり
私と妹、弟は父親が引き取るという話になっていた。
引っ越しが終わり最後に母親に『ごめんね』と泣きながら抱きしめられたことずっと覚えてます。
母親は仏のような人でした。子供の為ならなんでもしてくれていつも優しく守ってくれる存在。子供たちのわがままで欲しいものもお金がないなりに自分のことは二の次にして与えてくれた。泣いて帰ればすぐに『どうしたの?大丈夫だよ』と心配してくれたり、嫌な事は無理やりさせるような母親ではありませんでした。
子供の意見を尊重してくれる大人。
そんな母親だからこそ私も別々に暮らすことになってすごく、すごく寂しくて。
そして不安でした。父とはまともに話をした記憶もなく。当時の私はお父さんは怖い存在。
それから1年程経った時に父親は再婚しました。
私の抱いていた不安はまさにピークに達していましたが、子供ながらに父親がひとりで家事をして仕事に行く姿を見て『大変だから仕方ない事だ』って自分に言い聞かせながら新しい母親を受け入れたんです。
見た目は細身で顔もキリっとしている新しい母親は当時の私には綺麗とかではなく『怖そうだな…』って印象でした。実際初めは新しい母親も気を使っていたのかすごく優しかったんですが時間が経つにつれて日に日に厳しい一面が見えてきたんです。
『手を洗いなさい!』『ご飯の茶碗を持ちなさい』『膝をついてご飯を食べるな』
『食べ終わった食器は自分で洗え!』『米粒が残ってる!』『勉強しなさい』『朝起きて自分の部屋の掃除をしなさい』
『草むしりやったの?』『犬の散歩行きなさい!』『門限守れないなら外に居ろ!』
生みの母親とは真逆な存在というくらい厳しい母親だったんです。
生みの母親だったらこんな時『大丈夫だよ』って笑ってくれるのにそれがない。
毎晩泣いていた。
でもそんな厳しい教育のお陰か高校入試にも合格出来て人との付き合い方もいつの間にか身についていて無事社会人になることが出来たんです。
そして今わかることは私は両方の母親にすごく感謝している。
仏のように優しい母親、鬼のように厳しかった母親。
私にはそのどちらも必要な存在だったということにこの歳で気づいたんです。
人に優しくすることを教えてくれた母親。人の厳しさを教えてくれた母親。
思えば再婚した母親からしたら血も繋がっていない子供を育てることのストレスは想像を絶します。
だから私の今がある。2人のお母さんのお陰なんです。
ありがとう。おかあさん。
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