日本の大企業は成長していない
- ゆうぽん
- 2024年10月15日
- 読了時間: 3分
どうも今日も経済について語っていきます。
私は意外と経済についていろんな方と議論することがあるんですがこんな面白いやり取りと面白い意見を持っている方がいたので抜粋しながらご紹介していこうと思います。
ある文面のやり取りで私が
『日本企業は昔に比べて成長していません。』それに対してある方が
『日本企業は成長していますよ!実際株価も上がってますし過去最高を記録を先日もつけました』と答えてきたわけです。
ここで皆さんには改めて覚えておいて欲しいのは株価の変動はどうして起こるのか?ということです。企業が業績を残しているから株価上昇するのではなく。
【将来を期待して投資されている】ということです。考えてみてください。
株を買う方は『この企業今は微妙だけど将来大きくなりそうだな』って思って買いますよね?もしくは『今後売上が記録的に伸びていきそうだから』などです。
株価が上がっている=企業成長しているという解釈は間違っています。
以前もお話しましたが日本大企業の多くが輸出企業です。製品やサービスを海外へ売ると言う事。では大好きな例え話をしましょう。
私の会社は海外に缶ジュースを輸出する会社だとしましょう。
私の会社が製造する缶ジュース1本がアメリカでは10ドルと仮定してます。
為替が現在1ドル100円だとしたら缶ジュース1本1000円になりますよね。
では為替が円安に進み1ドル160円になった場合缶ジュース1本1600円。
中身はそれほど変わっていないのに600円も得をしてしまいました。
これを毎回アメリカには1億本売ってるとしたら為替が変わるだけで600億円も利益が変わるんです。もちろん製品がより美味しくなったとかそういうことではありませんし、世界の缶ジュースメーカーに比べたらそこまで改良はしてません。
それでもこんなに利益が伸びてしまう。努力もそこまでしていないのに為替が変わっただけでこうも変わる現象が現在です。
では話を最初に戻して『企業は成長しています』と答えた方の話をしましょう。
確かに全く成長していないか?と聞かれればゼロではありませんが私たち日本企業が2,3歩成長に対して海外では10歩、100歩進んでいるんです。
この方が言っているのは学校のテストで20点でクラス順位30位が今回テストで25点でクラス順位30位だった。1点でも増えていれば成長している。
そういう考え方のようです。周りが自分よりもっと努力しているのにそんなことで成長していると声を大にして言えるようなことではありません。
人よりも努力し結果に結びつけてこそ成長といえます。
実際日本企業の車や家電や生活雑貨様々な製品を見てください。そして海外メーカーを見て見てください。その技術力や進化はトップに追い付くどころかその背中も見えないほど離れてる製品が沢山あると思います。
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