偶然ではなく、必然の景気変動
- ゆうぽん
- 2022年3月15日
- 読了時間: 3分
まずこちらのグラフをご覧ください。

少しわかりにくいですが横軸の白い太線と左縦線の点線のクロス地点は
2007年7月を指しています。そしてこのグラフは為替(日本円)のグラフになります。2007年7月時点で123円を記録する円安(価値が下がる)状態。
以前もお話しましたが日本円の価値を上げるにはグラフで見るところの
下に下がってくれないと円安傾向にあるってことです。
円安って悪い事なの?と思う方。日本は輸入大国です。海外からものを仕入れる国ですよね。もちろん製造は日本でされていても原材料は海外の資源や食料といったものがほとんどなんです。
1ドル123円ということはアメリカの1ドル商品を日本が買う場合123円払うことになります。
2010年には90円台が見えてますが、この場合1ドル商品を日本が買った場合
90円払うことで購入できます。
となると123円の時と90円の時では【33円】も差がうまれますよね。
少額での例えだとあまり実感がありませんが
100億ドルの商品を日本に輸入するとなるとすごい違いがわかります。
100億ドル×123円=12300億円(1兆2300億円)
100億ドル×90円=9000億円
その差額は3300億円の違いが出るって感じです。計算みると頭痛いですけどw
単純に輸入品って主に大量に仕入れてるのでむしろ現実的な数字だと思います。
この3300億円の違いはそれだけ日本は多く支払っているということになるんです。
1ドル90円であればどうなるのか?
日本で売られている製品の利益が大きくなるということです。
100円で作れるお菓子が200円で売られてたらもちろん100円儲け
150円で作れるお菓子が200円で売られてたらもちろん50円儲け
このように残るお金。純利益が変わってくるんですね。もっといきましょうw
純利益が上がるとどうなるか?まず企業が儲かります。そして企業が儲かるということは社員の給料やボーナスも当然変わってきます。
給料やボーナスが増えるとどうなるか?
小さな個人店や日本の至るところにお金が循環して景気がよくなり。
結婚する人やこれまでできなかったことをする人が増えます。
すべて水のように流れる場所に流れて、草木を育てるように
景気が良くなるという考えでOK( *´艸`)
では先ほどのグラフをもう一度ご覧ください。

2007年から急激に下がっているグラフ。この時日本では何が起きていたのか。
【ビッグニュース】は自民党安部元総理が辞任したことですよね。
あれ?って思う方もいると思いますが、実は記憶に新しい安倍総理は2回目だったんですねw
しかしこれは世界や日本経済が大きく動く原因のひとつでもありました。
ちょうどグラフが下がった頃、安部さんが辞めて円高になっていく日本がこの
グラフをみてもわかりますよね。
安部さんが2007年に総理を辞任して自民党は相当チカラを失いました。
そして当時の野党。立憲民主党が勢力を伸ばし日本の景気はみるみる変わっていったこと。
そして安部さんが2回目の総理をするときにはまたグラフが上がっていること
これがたまたまの出来事には感じられないほど、日本にダメージを負わせてる
安部さんの活動がわかってもらえたでしょうか?
むしろ安部さんだけの話でそこまで変動はしませんが、それだけ大きな
影響力をもつのが政治と頭に入れておいてもらいたいところです。
2007年安部さんが退き、野党が更にまともであったなら
現在の日本は今と違った更に豊かな国になってたのかもしれません。
子供が増え、家族も増え、人々が笑う光景がそこにはあったのかもしれません。
今の自民党で本当にいいのでしょうか?
もう一度考えてもらいたいものです。
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